淨潤日記 「日日是好日」

氣道協会代表・長谷川淨潤のブログです。

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天行健 6 (或る氣道家の手記より)

「ようやく時間が取れ被災地に伺える。
 
多ければ百名以上と聞いていたので、一刻も早く伺って一人でも多くの方に整体したく、仙台より高速バスではなくタクシーで向かう。(その短縮した時間で20名以上の方の操法ができよう)
 石巻が
近づくにつれ、両脇には行けども行けども崩壊した家屋と瓦礫の山。
 
最も被害を受けた漁港(表浜)に着き、漁業組合の建物(の二階)で整体する。(地盤が沈下したため満潮時には浸水する一階は津波で崩壊していた。) 
 
まるで海の上で整体をしているかの如く。 
 
透き通った空気に美しい海。
 佇むだけで瞑想に入ってしまう。素晴らしいイヤシロチ。
 
地震と津波は正に大地の自動運動(クリーニング)であり禊ぎであることが実感できる。
 天行健。(もうここには地震は訪れまい)
 
しかし受けられる方々のほとんどは家屋や家族を失った方ばかりだ。

 体の焦点は不安のために生じたC2をはじめとする頸の緊張とD7の強張り。それをこの地域の方の特性として腎臓の腫れで耐えようとする方が多い。
 
終えども終えども次から次へと受けられる方々。それらの方々の身心のドラマに一石の風を送りたい。
 けれども
海は閑か。透明な空間と時が流れる。しかし時折りの余震は流石に恐怖を呼び起こし、人々の体状況の理由が分かる。

 翌日の整体を終える頃、呼んでいないのに外に昨日のタクシーが。9種体癖の運転手の方は市長や被災地の救援活動にも委しく、ぜひ行って欲しいと最も被害を受けた各所を全て回る。

 
自然の閑けさと美しさと平安さに比べ、何と重く悲痛な空気だろう。まるで天国と地獄である。
 
それは亡くなった方の想い、そしてそれよりも亡くなられた方への想いである事が分かる。そう、いつも人間の想いが自然の流れを乱しゆく。
 
ゆっくりとした徐行の中、「ここの屋上に数十名の方が非難したのですが、その方々が津波に巻き込まれるのを、こちらのビルの屋上から20名の方が見てしまったのです。そしてその方々も、あのアンテナに登った人以外は全員津波で巻き込まれてしまったのです…」等々、建物ごとに解説をしてくれる。
 地獄ともいえよう
廃屋と瓦礫の広大な地、魚町の耐えがたい死臭の中、誰もいない女川その他の数箇所の、「ここ」という場処で車から降り、最後に被災地が全貌できる日和山の鹿島御児神社に降り、
 この災害を引き起こしたことへの懺悔の土下座と共に、祈り、瞑想し、場の祓いと禊ぎ、そうして愉氣をさせて頂く。
 そして、祓いきれない氣や想いが全て私の全細胞の中に留まるよう切に祈り、それらを今後の生活の中で禊がせて頂き償わせて頂ける事を何より嬉しく思う。そう、全てが私が引き起こした事だから。
 「嬉しく思う」と言ったのは、こうして実際に来れ、祈り、援助ができるということは私にとって何よりの贅沢であるからだ。来たくとも来れない人は多い。関東の方であっても往復に半日かかり、交通費に十万はかかる。まして今回のように被災地各所で降りるとなれば私をして二ヶ月分以上の月給になっている。私も今となっては皆の想いの代表として行かせて頂けることになったのかもしれないと烏滸がましくも思う。整体の援助ならば、私同様、今回の「裸足の医者養成コース」整体法習得講座)」で行った円環論的視点の上、「愉氣」と「愉氣2(内感愉氣)」「リフレーミング」と「暗示」をほんの少しだけでも出来れば本当に充分すぎるが、時間とお金がある方でしか難しいのが残念だ。
 
スタッフの佐野裕子さんなどをはじめ身銭を切って救援活動をされている方々に心から感謝したい。
 
義援金を出すならば彼女たちにもではないか、と思う。
 
実際、2000億円の義援金の中、実際に届いているのは30億円だとも聞く。そうした不明な義援金の流れが多い中、石巻の状態を一番よく知り救援活動をしている委員長と共に活動している佐野裕子さんを通して義援金をさせて頂くのが、そして彼女たち自身にも義援金をさせて頂くのが、最も有効な義援活動であると感じた。

 そして被災地に行けない方は、ともかく心配や不安の思いを被災地に向けてほしくない、と心の底から強く叫びたい。(ましてや能力者といえども震災の予測など決してしないで頂きたい)
 
空の美しさ、海の閑かさ、そして人々の彊さ。
 それらに不安や心配を向けて邪魔してほしくない。
 来たくとも来れない方々は、行えるのならお住まいの場所で自動運動だけでなく(yogaや)呼吸法、準じて瞑想を行なうなどを通して平安な身心を作ってほしい。
 いえ、それより何より、どうか、ご自身達の変わらずに温かく幸せな生活を日々の中で続け、さらにそれらを生活の中で見つけて育てていってほしい。
 そのことを切にお願いしたく思い筆をとらせて頂いた次第である。」

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